一橋大学大学院国際企業戦略研究科
2006 年 39 巻 3 号 p. 4-18
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コモディティ化の本質は,競争によって製品やサービスの価値が,価格というもっとも可視性の高い次元に一元化されているということにある.そうであれば,価値次元の可視性を意図的に低下させ,競合製品との比較が困難な状態を構築すればコモディティ化を克服することができるという発想が出てくる.こうした脱コモディティ化の思考に立脚したイノベーションとして「カテゴリー・イノベーション」の概念を提示し,既存研究が主張しているさまざまなイノベーションの概念と相対化する.
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