関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科
2006 年 40 巻 1 号 p. 74-83
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本研究は,企業組織における戦略的意思決定のプロセスにおいて,意思決定するトップと提案をするミドルがどのような判断の方略を用いているかを実証分析する.グローバル企業A 社では,トップは「直観的な方略」,ミドルは客観的データにもとづく「分析的な方略」で判断していることが,社内文書の内容分析により明らかになる.本稿はトップとミドルが異なる方略で判断する理由や意義を,主に最近の認知的組織論をもとに考察する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら