京都大学大学院経済学研究科
2006 年 40 巻 1 号 p. 84-96
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
技術転換期の既存企業では,組織分離による新領域への取り組みが有効とされる.本稿は,1997~2002年のソニーにおけるテレビ事業の事例研究によって,既存領域と新領域とを両立させる新旧R&D 間技術統合フレームワークを提示するものである.技術統合は,不確実な環境のR&D を統合するだけでなく,新旧製品開発プロセス間の調整を行うことで,組織分離と新領域での既存資源活用を両立させることが明らかになった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら