京都大学大学院経済学研究科
京都大学経済研究所
2006 年 40 巻 2 号 p. 15-26
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本研究は,既存事業からの撤退,新規事業への進出という企業行動に着目する.これによって事業再編の過程としての事業ガバナンスを分析することができる.その結果,撤退と進出を同時に行うという,一見矛盾した企業行動が観察された.しかし,対象となる事業の特性を分析すると,撤退は本業との関連性の低い事業で行われ,進出は関連性の高い事業へと行われることが判明した.撤退と進出の両方向で,本業関連型の事業ポートフォリオのシフトが促されるのである.
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