主催: 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
プロジェクトを進める上で,必要な時期でのステークホルダー間の合意形成はプロジェクト成否の基本となる.ステークホルダーとの合意形成は,プロジェクトで発生する全ての局面のイベントにおいて必要となる.そのためにプロジェクトの各階層のメンバーで,ステークホルダーマネジメントの実践が求められる.しかしながら重要なステークホルダーの特定と合意形成は実務者の経験に依存する部分が大きく,プロジェクトの経験年数が少ない場合には効果的に実施することが難しい.そこで本研究では,プロジェクトの経験年数の依存を低下させ,効率的にプロジェクトを進めるために,ステークホルダーマネジメントの実施を支援する手法を整理し,合意形成の状況を可視化する方法を検討した.