SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
ディラック半金属・強磁性絶縁体界面における磁気近接効果の評価
佐藤 慎打田 正輝小谷 佳範中澤 佑介西早 辰一松野 丈夫中村 哲也川﨑 雅司
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2022 年 10 巻 6 号 p. 510-512

詳細
抄録
 ディラック半金属に強磁性秩序を誘起すると、ディラック点がワイル点へと分裂しその電子状態・磁気状態が大きく変化すると予測される。典型的なディラック半金属である Cd3As2 の薄膜を強磁性絶縁体基板上に作製すると、磁気近接効果により強磁性状態を誘起できることがわかってきた。本研究では、この Cd3As2 と強磁性絶縁体とのヘテロ界面における磁気近接効果をX線磁気円二色性の測定により評価した。
著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top