SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
硫黄の存在形態を指標とする交通事故現場遺留タイヤゴム片からの走行距離の推定
舩附 淳志塩田 憲司高岡 昌輝
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 8 巻 1 号 p. 45-48

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抄録
自動車タイヤゴム試料について、XAFS によるイオウの存在状態分析によって走行距離の推定が可能か検討した。実車で 2700 – 20000 km走行したタイヤのゴムを試料とし、そのイオウの存在状態を分析した。試料は蛍光収量法で測定した。XAFS の結果から、走行距離が大きくなるほど酸化がすすむ傾向がやや見られたものの、各走行距離内で大きくばらついていた。そのため、20000 km 程度以内の走行距離では蛍光収量法によるイオウの存在状態から走行距離を推定することは困難であると考えられた。
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