Mössbauer 分光による Sm-Fe 化合物の電子状態分析

矢野 正雄; 小林 康浩; 増田 亮; 依田 芳卓; 鈴木 俊治; 久野 智子; 漆畑 貴美子; 小林 久理眞; 佐久間 紀次; 瀬戸 誠

doi:10.18957/rr.9.6.395

Section A

Mössbauer 分光による Sm-Fe 化合物の電子状態分析

矢野正雄, 小林康浩, 増田亮, 依田芳卓, 鈴木俊治, 久野智子, 漆畑貴美子, 小林久理眞, 佐久間紀次, 瀬戸誠

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キーワード: 放射光メスバウアー分光, 希土類永久磁石, 2015B1808, BL09XU

ジャーナルオープンアクセス

2021 年 9 巻 6 号 p. 395-399

DOI https://doi.org/10.18957/rr.9.6.395

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抄録

　ThMn₁₂ 構造の (Sm_0.8Zr_0.2)(Fe_0.75Co_0.25)_11.5Ti_0.5 相の高い飽和磁化とキュリー温度の起源を明らかにするため Sm と Fe のメスバウアー分光を行った。結果から、磁気特性の改善は Fe サイトの Co 置換による磁気モーメントの増加と 300 K における Sm 基底状態の安定化 (励起状態の押し上げ) によるものであり、元素置換による格子縮小が要因であると考えられる。

責任著者(Corresponding author)

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