2014 年 3 巻 p. 69-75
【目的】本研究は、子どもと家族のセルフケア能力向上を支援する看護師の実践能力形成のための組織的介入のうち、平成19年より6年間で9回開催した集合形式WSによる教育介入の効果を明らかにする。【方法】WSに参加した看護師に、作成した質問紙を用いて調査を実施し、調査項目を回毎に回収数における割合を比較し介入の効果を分析した。【結果】対象者はのべ468名であった。WSは「セルフケア能力を高める看護の発見」と「セルフケア不足理論を使った看護展開」の2段階の教育介入となった。質問紙回収率は78~94%。セルフケア能力を高める看護の理解や展開への期待は、第1~5回は肯定的意見が90%以上、第6~7回は85~90%であった。記録からセルフケア能力を捉えるは、第6~9回で67%~86%と肯定的回答が増加した。【考察】教育介入は、看護師の認識、実践への変化をもたらし、理論を看護計画へ導入するための推進力となっていた。