保健医療福祉科学
Online ISSN : 2434-5393
Print ISSN : 2186-750X
研究報告
組織全体で看護実践のリフレクションに取り組んだ組織変革の効果に関する研究
鈴木 康美
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2018 年 7 巻 p. 46-52

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抄録

 目的:看護実践のリフレクションを導入したことによる組織の変化を、看護管理の視点から明らかにし、組織変革の効果を検討する。方法:インタビューガイドをもとに半構成的面接を行い,データをM-GTAにより分析した。対象者:A大学2病院の看護部に看護実践のリフレクションの導入、支援に参加した看護部長、副部長5名。結果:逐語録を分析した結果17概念、4カテゴリー、1コアカテゴリーが生成された。看護部長らは、〈言語化されず、共有しにくい看護実践〉を改善するため、≪看護実践を言語化できる人材育成≫を目指して、【師長・スタッフに考えさせる戦略的な関わり】【リフレクションの導入と定着への支援】を実施し、その結果【看護を語る組織文化づくり】が育まれ、【看護管理が活性化】した。看護部長らが、看護実践のリフレクションを組織に導入した経過は、レビンの組織変革の3段階に沿っていた。

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© 2018 埼玉県立大学保健医療福祉科学学会
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