2024 年 15 巻 1 号 p. 15_39-15_45
【目的】千葉県内の障がい児リハビリテーション資源の状況を明らかにすることを目的とした。【方法】第1期調査は2016年度から2019年度で,(一社)千葉県理学療法士会の9つのブロックを計4年度に分け調査を実施した。第2期調査は2020年度に,第1期調査にて障がい児リハビリテーションを実施していた施設に後追い調査を実施した。また,新規実施施設を公募し,追加調査を実施した。【結果】調査施設数は,千葉県全域で718施設(医療機関426,訪問看護ステーション236,福祉施設56)。返信率は千葉県全域で56.8%だった。障がい児リハ実施施設数は千葉県全域で112施設となり,実施施設率は15.6%だった。【結論】本調査より,障がい児リハビリテーション提供形態は千葉県全域で訪問や外来で実施している施設が多くみられ,人口の多い都市部でよりその比率は高い。第1・2期調査の数年間でも事業所・施設数は変動していることからも,今後も増加していくと考えられる。