科学・技術研究
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特集
コロナ下における日本の観光イノベーションの必要性
観光者を含む滞在者の安全安心な環境構築に向けて
大薮 多可志中村 淳子
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 9 巻 2 号 p. 93-98

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抄録
日本は世界で最も高い高齢化率を体験し、人口が減少するとともにGDPがほとんど増えない状況にある。人口減少時代におけるGDPの維持や増加にはイノベーションが必要である。さらに、人的資源・物的資源を東京1極集中から地方へ振り分け地方創生が求められる。地方創生には、観光産業や農漁業を中心とした地域振興が要となる。観光は、宿泊や飲食を伴う裾野の広い産業であり農漁業の振興にも貢献する。観光産業発展による地方創生の成功事例を積み重ねていくことが、人口減少時代におけるGDP増加・地方創生に寄与する。また、日本のおもてなしは世界一といわれているが対価が低く労働生産性の向上が必須である。特に、観光分野における情報化は強く求められる。このとき、SDGsやSociety 5.0に整合し人工知能やIoTなどICTを活用したイノベーションを誘引できる環境を醸成していくことが要となる。2019年に発生した新型コロナウィルスCOVID-19により世界の観光産業や輸送機関の業績悪化は大きな課題である。本論文では、COVID-19による影響も含め観光産業回復に向けた検討項目やイノベーションの必要性について述べる。
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