日本水産学会誌
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オオクチバスフロリダ半島産亜種由来遺伝子の池原貯水池における増加と他湖沼への拡散
北川 えみ北川 忠生能宗 斉正吉谷 圭介細谷 和海
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2005 年 71 巻 2 号 p. 146-150

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抄録

1988 年にオオクチバスフロリダ半島産亜種が放流された池原貯水池では,1996, 1997 年の遺伝学的調査においてフロリダ半島産亜種由来のミトコンドリア DNA(mtDNA)をもつ個体の割合は 56.8% であった。今回(2003 年)再調査を行った結果,本亜種由来の mtDNA をもつ個体は全体の 86.7% となり,前回調査より有意な増加がみとめられた。また,近畿地方の池原貯水池とは別水系の湖沼(津風呂湖,宝ヶ池,深泥池)からも本亜種由来の mtDNA をもつ個体が検出された。

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© 2005 公益社団法人 日本水産学会
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