東海大学大学院海洋学研究科
(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所
日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科
2007 年 73 巻 5 号 p. 916-918
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カツオ卵巣内の漿膜から卵巣腔側に至る結合組織間に Uvitex2B 染色で蛍光発色するほぼ円形の微胞子虫様寄生体の集塊が食細胞に貪食された状態で認められた。寄生体は胞子様構造の大きさが平均 1.22 μm のほぼ球形を呈し,微胞子虫類の一種と考えられた。529 個体中 518 個体に寄生がみられ,調査した 20 ヶ月間における採集月別の寄生率は 88~100% となり,寄生率に月別の規則性はみられなかった。
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