日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
Print ISSN : 0021-5392
ISSN-L : 0021-5392
報文
光周期がマハタ仔魚の生残,成長および摂餌に及ぼす影響
照屋 和久與世田 兼三岡 雅一西岡 豊弘中野 昌次森 広一郎菅谷 琢磨浜崎 活幸
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 74 巻 4 号 p. 645-652

詳細
抄録

明期(L):暗期(D)の時間が 24L:0D, 12L:12D, 6L:6D:6L:6D, 0L:24D の条件で,500 L 水槽を用いてマハタ仔魚を 8 日齢まで飼育し,生残,成長および摂餌を調べた。また,100 kL 水槽で自然日長と 24L:0D で 10 日齢まで飼育した。その結果,小型水槽では 24L 区の生残と成長が最良で,大型水槽では 24L 区の生残が改善される傾向があった。24L 区では,他区の暗期にあたる時間帯にも仔魚の摂餌がみられたことから,この摂餌時間の延長が生残と成長が改善された要因と考えられた。

著者関連情報
© 2008 公益社団法人 日本水産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top