鹿児島大学大学院連合農学研究科
鹿児島大学水産学部
2011 年 77 巻 1 号 p. 75-83
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14 日間絶食したコイの血漿中代謝物質変動を,1H-NMR メタボローム解析により調べた。絶食 14 日目コイの血漿中ではロイシンなどの代謝物が対照群と比較して有意に減少した。また,グルコース濃度が低下したままであったことから,コイ体内中では糖新生が起こるまでには至っていないと考えられた。一方,3-ヒドロキシ酪酸,アセト酢酸のようなケトン体が増加していたことから,絶食により脂肪酸分解が起こっていたことが示唆された。
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