京都大学農学研究科
(株)四電技術コンサルタント
(株)ハイドロワークス
2011 年 77 巻 5 号 p. 871-875
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養殖の副産物として大量に廃棄されているマガキ貝殻を原料とした凝集沈澱剤を開発した。焼成温度(200℃~600℃)が凝集沈殿効果に及ぼす効果を検討した結果,400℃ 焼成が最も効果的であった。比表面積及び粒度分布測定の結果,焼成温度が高いほど比表面積及び粒径は小さくなった。これらの結果から,400℃ 焼成の貝殻がもっとも高い凝集沈殿効果を示したのは,400℃ がフロック形成に有効な小さな粒径と,フロック強度に必要な大きな比表面積を貝殻に付与するのに最適な焼成温度であるためと推測された。
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