日本水産学会誌
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バナメイエビ若齢体と亜成体の視感度と時間分解能の違い
松田 圭史マーシー ワイルダー
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2013 年 79 巻 1 号 p. 55-57

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抄録

網膜電図からバナメイエビ若齢体と亜成体の視感度と時間分解能を調べた。感度曲線からそれぞれの閾値の存在範囲は 11.48-12.48 log photons cm−2 s−1 と 10.48-11.48,亜成体の飽和値は 15.38-15.48 であった。それぞれの相対感度の指標となる平均 K 値は 14.41,13.61,平均 D レンジは 2.86,3.29,感度曲線の平均傾きは 0.52 radian,0.44 でありすべて有意差が見られた。時間分解能曲線の傾きから亜成体が有意に高い時間分解能を持つことが示された。

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© 2013 公益社団法人 日本水産学会
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