(独)水産総合研究センター国際水産資源研究所
静岡県水産技術研究所
和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場
琉球大学理学部
東海大学大学院生物科学研究科
2013 年 79 巻 2 号 p. 226-228
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日本周辺海域においてカツオの産卵個体群が存在することを,組織学的手法により明らかにした。産卵個体は与那国島では 4~6 月,串本沖では 6~8 月に出現した。2 月にのみ標本が得られた沖ノ鳥島周辺海域では 38.5% が産卵個体であった。これらの事から,カツオは日本周辺海域においても産卵を行い,夏季には本州太平洋沿岸域の串本沖まで産卵場を拡大することが示唆された。
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