石川県水産総合センター
株式会社東和電機製作所
(独)水産総合研究センター水産工学研究所
2014 年 80 巻 1 号 p. 9-15
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イカ釣り操業時のソナー画像と釣獲量の変化から操業船周囲におけるスルメイカの群れの動きを調べた。船上漁灯を用いた夜間操業時には,イカの群れは船体周囲を移動しながら徐々に船体に接近し,釣獲直前には船体前後に分布することが多く,船首および船尾に近い釣機ほど釣獲尾数は多かった。海中照度は船体左右に比べて船体前後で低かった。以上の結果から,イカの群れは周回しながら徐々に船体に接近し,照度の低い船体前後から船底下陰影部に入り,釣獲されると考えられる。
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