日本水産学会誌
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三重県早田浦の磯焼け海域におけるガンガゼ除去の影響
倉島 彰石川 達也竹内 大介岩尾 豊紀前川 行幸
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キーワード: 磯焼け, ガンガゼ, 三重県, 藻場
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2014 年 80 巻 4 号 p. 561-571

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抄録

三重県早田浦の磯焼け海域で 2009 年 12 月から 2012 年 12 月にガンガゼ類の除去実験を行った。ガンガゼは船上採捕およびダイバーにより除去した。磯焼け海域にガンガゼ密度の異なる 3 つの実験区を設け,3 ヶ月ごとにガンガゼ密度,海藻の種と被度を記録した。期間中に 119557 個体を除去した結果,いずれの実験区でもガンガゼ密度が減少し,海藻被度が増加した。海藻被度はガンガゼ密度が 2 個体/m2 未満になると増加した。

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© 2014 公益社団法人 日本水産学会
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