東京海洋大学
2017 年 83 巻 6 号 p. 942-949
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環境収容力が周期的に変化する余剰生産モデルを用いて水産資源の経済的最適利用へのレジームシフトの影響を理論的に分析した。環境収容力の変化が大きくなると1)水産資源から得られる生産余剰と社会的余剰を最大化する2つの漁獲係数の値がともに小さくなりその差も小さくなる,2)平均漁獲量を最大化する漁獲係数との差も小さくなることなどが分かった。本モデルをマイワシとマサバの太平洋系群に応用した。結果の解釈等について議論した。
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