日本水産学会誌
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三重県早田浦におけるガンガゼ除去に伴う海藻植生の変化
石川 達也戸瀨 太貴阿部 真比古岩尾 豊紀森田 晃央前川 行幸倉島 彰
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キーワード: 磯焼け, ガンガゼ, 三重県, 藻場
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論文ID: 16-00085

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抄録

 2010年からガンガゼ類除去による藻場再生が行われている三重県早田浦に10調査地点を設け,1999年,2004年,2014年の計3回,海藻植生を素潜りによって広域的に調査した。湾奥部は,1999年にはガンガゼ類が優占する磯焼け域であったが,ガンガゼ類除去後の2014年には磯焼けから藻場の再生が認められ,ホンダワラ類や小型海藻の種数が大きく増加した。一方,湾口部では調査期間を通して藻場ガラモ場や一年生コンブ目藻場が維持され,海藻種数に大きな変化は見られなかった。

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