日本水産学会誌
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機械学習モデルを用いたインピーダンスによるギンザケのK値の測定
須田 昌克佐藤 新哉葭葉 一道徳前 宏之進平野 功海齋藤 寛平塚 聖一
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論文ID: 24-00009

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抄録

 水産現場で実用可能な鮮度測定器の開発を目指し,310 Hzから1.5 MHzまでの154種類の周波数を1.5秒で測定できる防水性を有した侵襲タイプのインピーダンス測定器を試作した。これを用いて,養殖ギンザケ278尾の頭部と背部のインピーダンス測定結果から機械学習モデルによりK値を推定した結果,訓練データの決定係数は頭部で0.796,背部で0.789,検証データの決定係数は頭部で0.754,背部で0.773であった。本手法によりギンザケのK値を従来よりも高い精度で推定できることが可能であるとともに,本手法は水産現場で実用可能であると考えられた。

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