日本水産学会誌
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スキャニングソーナーを用いた船舶の接近に対する魚群行動の評価法
李 遺元向井 徹飯田 浩二
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2000 年 66 巻 5 号 p. 825-832

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抄録
船舶の接近に伴なう魚群行動の変化をスキャニングソーナーを用いて観察し, 魚群の形状や行動の変化を6つのパラメータを用いて定量化し, それらのパラメータによる魚群行動の評価法について検討した。その結果, 観察した15魚群のうち5魚群について魚群形状や遊泳方向および遊泳速度に有意な変化が認められた。また, これらの魚群は魚群形状のトレースによる観察においても魚群行動に変化が認められたため, 用いたパラメータは魚群行動の分析に有効であると考えられた。
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© 社団法人 日本水産学会
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