著者所属:長崎県総合水産試験場 東京水産大学資源育成学科 長崎県総合水産試験場 日本栽培漁業協会上浦事業場 日本栽培漁業協会上浦事業場 東京水産大学資源育成学科
2001 年 67 巻 5 号 p. 794-800
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近年, 養殖や放流用種苗の供給を目的として多数のブリ稚魚が生産されるようになった。人工生産魚の利用に当たっては, 稚魚の質が重要であるが, ブリに対する検討例は少ない。そこで, 長崎水試で生産したブリ飼育稚魚(日令58,70)の一般および無機質成分を分析し, 鹿児島県および長崎県沿岸採捕の天然稚魚と比較した。その結果, 飼育稚魚は天然稚魚に比べて粗脂肪含量が高く粗タンパク質含量が低いこと, また両者のCa, Mg, Fe, Zn, およびCu含量に差のあることが明らかになった。
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