2020 年 35 巻 2 号 p. 145-152
膵性糖尿病は消化酵素補充療法とインスリン治療が必要である.治療効果は,栄養状態と血糖コントロールの評価をもとに判定する.血糖コントロールの長期的指標としてHbA1c,グリコアルブミンを用い,日々の血糖推移の評価はSMBG(self-monitoring of blood glucose:自己血糖測定)を用いているが,無自覚低血糖や夜間低血糖の確認は困難である.無自覚低血糖や夜間低血糖の確認には,持続血糖モニタリングを用いるのが効果的である.また,TBR(time below target glucose)を血糖コントロールの評価項目に加えることで,低血糖頻度の客観的な評価が可能となる.