膵臓
Online ISSN : 1881-2805
Print ISSN : 0913-0071
ISSN-L : 0913-0071
特集 EUS-FNA/B の進歩と課題
膵疾患の病理検体採取におけるEUS-FNAの手技
菅野 敦田中 朗嗣櫻井 祐輔池田 恵理子安藤 梢横山 健介山本 博徳
著者情報
キーワード: EUS-FNB, ROSE, Door-knocking法, Fanning法
ジャーナル フリー

2024 年 39 巻 5 号 p. 305-315

詳細
抄録

EUS-FNAは,最初に施行されてから30年以上が経過し,内視鏡や穿刺針などのデバイスのみならず,技術的にも目覚ましい進歩を遂げた.穿刺針に関しては,針の先端や外套の材質が改良され,さらに組織採取に優れたEUS-FNB針が広く普及し,EUS-FNAの病理診断能を向上させた.Door-knocking法やFanning法,Torque techniqueなど様々な穿刺技術や,Suction法,Stylet slow-pull法,Wet-suction法などの吸引法も数多く報告された.さらに,EUS-FNAによる組織採取後の各種on site evaluationも病理診断能の向上に寄与している.今後は,ゲノム医療の発展に伴い,良質で十分量の組織採取が求められることから,さらに安全で簡便に施行可能なEUS-FNA用の器具や技術の発展が期待される.

著者関連情報
© 2024 日本膵臓学会
前の記事 次の記事
feedback
Top