胆道
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症例報告
腹腔鏡で胆嚢低形成症と思われた1例
恩田 真二藤岡 秀一二川 康郎岡本 友好矢永 勝彦
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キーワード: 胆嚢低形成症
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2008 年 22 巻 4 号 p. 514-517

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抄録
われわれは腹腔鏡で胆嚢低形成症と思われた1例を経験したので報告する. 症例は44歳の男性で, 右季肋部痛を主訴に当院を受診した. DIC-CTにて胆嚢は描出されず, 総胆管の右側に萎縮胆嚢と思われる1cm大の瘤状物を認めた. 慢性胆嚢炎を疑い腹腔鏡下に手術を施行した. 腹腔内検索では胆嚢床に胆嚢を認めず, 脂肪組織に置換されていた. 総胆管の右側に1cm大の瘤状物が確認され, 周囲の炎症所見は認めなかった. 本症例は, 今回の症状発現以前に明らかな胆嚢炎の既往がないため, 胆嚢低形成症と診断し, 胆嚢は摘出せずに腹腔鏡観察のみで手術を終了した. 胆嚢低形成症は比較的まれな胆道奇形であり, 術前画像診断が困難であるが, 画像所見で胆嚢の存在が不明瞭な場合には, 本症を考慮する必要がある.
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© 2008 日本胆道学会
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