胆道
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「第二回 診断の立場から US」
ss胆嚢癌初期病変のUS像
松田 正道渡邊 五朗
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2008 年 22 巻 4 号 p. 576-580

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抄録
長期生存が可能なss胆嚢癌のUS像について概説した. そのUS像は, 胆嚢壁最外の高エコー層が保たれているという条件下に, (1) 隆起を主体とし, 腫瘍内部がほぼ均一な実質様エコーを示し早期癌に類似するもの (早期類似ss癌), (2) 乳頭状の小病変で, 粘膜面での増生とともにss浅層への広汎な浸潤を示し, 深部が不整低エコーとして表現されるもの (乳頭浸潤型小病変), (3) 壁肥厚を主体とする限局性病変で, 第1層の高エコー層が境界エコーとして明瞭に描出され, ss浅層の浸潤巣が低エコーを示すもの (平坦浸潤型小病変) に分類される. 胆嚢癌のUS像を読み込むには, 病変が粘膜での増生を主体としたものか, あるいは壁内での浸潤部を表現したものか, 腫瘍全体の増生のありかたから病変の形態を理解していく必要がある.
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© 2008 日本胆道学会
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