胆道
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症例報告
良性反復性肝内胆汁うっ滞の遷延する黄疸に対し内視鏡的経鼻胆管ドレナージが著効した1例
深水 雅子三浦 亮三浦 幸太郎三神 昌樹立澤 直子相磯 光彦山本 貴嗣高森 頼雪石井 太郎田中 篤滝川 一
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2012 年 26 巻 2 号 p. 224-230

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抄録
要旨:良性反復性肝内胆汁うっ滞(BRIC)は反復する肝内胆汁うっ滞を特徴とする常染色体劣性疾患である.肝トランスポーター遺伝子の変異によって生じ,ATP8B1遺伝子に変異のあるBRIC1型,およびABCB11に変異のあるBRIC2型に分類される.同じく慢性肝内胆汁うっ滞を引き起こす進行性家族性肝内胆汁うっ滞(PFIC)と原因遺伝子は同一であるが,PFICとは異なり肝硬変への進行はなく,予後良好な疾患とされている.今回我々は,内科的治療で改善せず遷延する黄疸が出現したBRIC1型の症例に対して内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(ENBD)を施行し,胆汁を体外へ排泄することによって黄疸および皮膚そう痒感が速やかに改善した一例を経験した.BRICの胆汁うっ滞の機序を理解する一助となる貴重な症例と考え報告する.
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© 2012 日本胆道学会
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