胆道
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原著
胆道疾患肝切除時における漢方製剤を用いた周術期管理の有用性
海保 隆新村 兼康西村 真樹藤本 竜也
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2015 年 29 巻 2 号 p. 206-213

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抄録
胆道疾患における肝切除は,肝門部胆管癌,胆嚢癌等に代表されるように,腫瘍容積に比し肝切除量が大きいため,術後高ビリルビン血症をはじめとする肝不全兆候を来たし易い.今回胆道疾患肝切除における周術期の大建中湯と茵ちん蒿湯の効果を,残肝血流の面より検討した.周術期に漢方製剤を使用しなかったA群16例,大建中湯を使用したB群9例,大建中湯と茵ちん蒿湯の2剤を併用したC群17例の3群に分け検討した.術前KICGはC群がA群に比し有意に低値であったが,その他年齢,性別,術前肝機能,肝実質切除率,手術時間,出血量で各群に差はなかった.予測残肝KICGと術後1週目の実測のKICGとの比はA群121.3±36.1,B群119.6±23.7,C群161.7±76.1とC群において有意に高値を示し,周術期の漢方製剤の併用により術後残肝血流の改善が認められた.
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© 2015 日本胆道学会
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