胆道
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症例報告
便潜血反応陽性を契機に発見され経乳頭的胆嚢造影が診断に有用であった無症候性胆嚢結腸瘻の1例
宮本 和明本村 廉明赤星 和也下川 雄三皆川 亮介梶山 潔大屋 正文
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2016 年 30 巻 5 号 p. 903-910

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抄録

症例は77歳女性.便潜血反応陽性の精査で施行した下部消化管内視鏡検査で横行結腸肝弯曲部付近に非活動性の新鮮血の付着を認め,精査加療目的に当院に紹介となった.

下部消化管内視鏡検査では横行結腸肝弯曲部付近に径15mm大の非活動性の出血を伴う粘膜下腫瘍様隆起性病変を認めた.造影CTでは横行結腸肝弯曲部に接するように胆嚢を認め,加えて胆嚢内にガスも認められ,胆嚢結腸瘻が疑われた.注腸造影およびDIC-CTでは,瘻孔の確認ができず診断に至らなかった.ERCPを施行し,選択的に胆嚢内にカニュレーションし造影したところ,瘻孔が造影され,続いて大腸内への造影剤流入を確認,胆嚢結腸瘻の診断に至った.

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© 2016 日本胆道学会
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