胆道
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症例報告
内視鏡的・外科的乳頭部切除後に主膵管内再発・癌化をきたした十二指腸乳頭部腺腫の1例
岩下 祐司橋元 慎一樋之口 真藤田 俊浩岩屋 博道田ノ上 史郎田口 宏樹末吉 和宣
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2019 年 33 巻 4 号 p. 752-761

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抄録

症例は67歳,男性.2011年11月に前医で十二指腸乳頭部腺腫に対して内視鏡的乳頭部切除術を施行された.病理結果は管状腺腫であった.2012年2月に局所再発をきたし内視鏡的に切除されたが,遺残があり外科的乳頭部切除術が施行された.2013年5月にも局所再発に対し内視鏡的焼灼術が施行された.以後は再発なく経過したが,2015年7月に急性膵炎を契機に主膵管内に再発が疑われ,当科紹介となった.EUSで膵頭部主膵管内に腫瘤を認め,ERP下の膵管口周囲・膵管内生検で腺腫を認めたことから,十二指腸乳頭部腺腫の局所再発・主膵管内進展と診断し,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を行った.病理組織では膵頭部主膵管内に腺腫腺管の増殖を認め,乳頭部近傍で十二指腸壁及び膵実質への浸潤を呈する浸潤癌に発展していた.乳頭部腺腫局所切除後に再発を繰り返す例では,早期の膵頭十二指腸切除術を考慮する必要があると考えられる.

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© 2019 日本胆道学会
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