2021 年 35 巻 2 号 p. 221-229
胆管結石に対する内視鏡治療は低侵襲な治療方法として広く一般臨床において行われている.しかし,術後再建腸管症例における胆管結石に対しては,内視鏡を十二指腸乳頭部まで挿入することが困難な事が多く,特にRoux-en-Y再建症例においては,経皮的や外科的な処置が行われてきた.近年,バルーン内視鏡を用いたERCPやEUS下順行性治療が登場し,術後再建腸管症例の胆管結石に対しても内視鏡的に治療が可能となっている.本稿では,術後再建腸管症例の胆管結石に対する内視鏡治療の現状について概説する.