2023 年 37 巻 1 号 p. 63-72
近年,悪性胆管狭窄に対する局所治療として,胆管内ラジオ波焼灼療法(RFA)が注目されている.胆管内RFAは狭窄部の腫瘍組織を凝固壊死させ脱落を誘導し,その効果として胆管ステント開存期間延長や生存期間延長等が期待される.特に肝外胆管癌を対象としたエビデンスが徐々に蓄積されてきており,遠隔転移を認めない例に対する治療効果を示す報告が散見される.しかし,まだまだ確立された治療手技とは言い難く,未解決な課題が数多く残されている.実臨床において胆管内RFAを施行する際には,現在のエビデンスを良く理解し把握した上で,真に患者さんの利益となるよう適切に運用する必要がある.
本稿では胆道疾患,特に肝外胆管癌に対する内視鏡的胆管内RFAの現状と課題,そしてその展望に関して概説する.