胆道
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症例報告
末梢胆管に発生し術前診断困難であった浸潤性1型胆膵型IPNBの1例
宮崎 大貴室屋 大輔緑川 隆太福冨 章悟中山 正道橋本 和晃新井 相一郎後藤 祐一赤司 昌謙酒井 久宗久下 亨
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キーワード: IPNB, 腹腔鏡
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2025 年 39 巻 2 号 p. 229-236

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抄録

症例は82歳女性.腹部違和感に対する腹部超音波検査で肝外側区域に腫瘤を指摘され,造影CT検査で内部に造影される結節を伴った40mmの嚢胞性病変を認めた.造影超音波検査のKupffer imagingにて結節に連続する肝実質の一部は欠損像を呈し,造影CT検査で遅延性に造影され,MRI検査で拡散の制限を認めた.PET-CT検査では同部位にのみ集積を認めた.嚢胞腺癌の診断で,腹腔鏡下外側区域切除を施行した.病理検査では1型の胆膵型IPNBで,PET検査で集積を認めた肝実質に浸潤している所見であった.1年後リンパ節転移を切除し,再手術後10カ月経過時点で無再発経過観察中である.嚢胞内に造影される結節成分を認めたため嚢胞腺癌と術前診断したが,術後病理検査で肝内末梢胆管に発生した1型胆膵型IPNBと診断され,間質浸潤を伴ったまれな症例を経験したため,画像提示と共に報告する.

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