胆道
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胆石症と胆嚢癌の関係にみられる性差についての臨床的検討
江川 直人神澤 輝実鶴田 耕二岡本 篤武
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キーワード: 女性, 胆嚢胆石, 胆嚢癌
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2003 年 17 巻 2 号 p. 86-91

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抄録
手術または剖検で確認された胆嚢癌197例のうち, 膵・胆管合流異常例を除く183例と, 胆石症で手術を受け癌のないことが明らかな2,330例(男性893例, 女性1,437例)を対象にして, 胆嚢胆石症と胆嚢癌との関係についての男女差を検討した. 有石胆嚢癌は117例(男性29例, 女性88例), 無石胆嚢癌は66例(男性33例, 女性33例)であり, 前者は女性に有意に多かった. 有石胆嚢癌の平均年齢は胆石症の平均年齢と比べ,男性では16歳, 女性では12歳ほど高かった. また, 男性では有石胆嚢癌の頻度は年代を経るごとに高くなり, 80歳代で80%であるのに対して, 女性では一定の傾向がみられず, ほぼ一様に高かった. 一方, 胆石症に占める胆嚢癌の頻度は, 各年代を通して女性に多かった. 以上から, 胆嚢癌の発癌における胆石の関与の程度には性差があり, 女性については胆石の発癌に対する影響がより強い可能性が示唆された.
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© 日本胆道学会
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