抄録
胆嚢結石は対象症例が極めて多く, MECP, CT, 内視鏡治療に代表される最新診療が広く用いられつつあるが, 客観的評価や診療の標準化はなく, 施設により診療内容が大きく異なっている.我々は「急性膵炎診療ガイドライン」作成に携わった経験より, 胆嚢結石症診療ガイドライン作成方法を提案する.方法:(1)エビデンスに基づいたガイドラインを作成するためMEDLINEや医学中央雑誌を用い文献をシステマチックに検索する.2003年12月現在, 胆石症論文約3万件(英22,000,和8,000) (2) ワーキンググループを組織し, 文献評価と質の高いエビデンス抽出を行う. (3) 日本国内の医療現状と合わせ, 実践的な治療法の推奨を行い, コンセンサス会議, 外部評価委員, 実地医家より客観的評価を受けた上で出版し, 定期的に改訂する. 効果:標準的診療方針の提示により, 医療の標準化, 効率化, 患者の予後改善, 医療費削減が期待できる.