タウリンリサーチ
Online ISSN : 2434-0650
Print ISSN : 2189-6232
タウリンによる TXNIP 転写活性亢進機構の解析
薩 秀夫 後藤 祐輔嶋中 花井前 正人村上 茂和多利 研二若林 俊一朴 聖俊中井 謙太清水 誠
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キーワード: タウリン, TXNIP, Ets-1
ジャーナル オープンアクセス

2022 年 8 巻 1 号 p. 11-13

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抄録
タウリンは腸管上皮モデル Caco-2 細胞においてレドックス制御に関与する TXNIP の mRNA 発現を亢進し、その亢進は転写レベルで制御されていることを報告している。本研究では、タウリンによるTXNIP 転写活性亢進の作用機序について、プロモーター解析を中心に検討を進めた。その結果、TXNIPプロモーター領域の+200/+218 領域にタウリン応答配列が存在することが明らかとなった。さらにバイオインフォマティクス解析より転写因子 Ets-1 の関与が推定され、実際に Ets-1 がタウリンによって活性化され、TXNIP 転写活性を亢進することが示唆された。
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© 2022 国際タウリン研究会

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