2024 年 18 巻 p. 73-83
本研究では、赤ちゃんふれあい体験学習を実施し、体験の前後に彼らの子育てのイメージがどのように変化するのかについて調査することを目的に研究を行った。大学生を対象に、赤ちゃんふれあい体験を実施前後で自己意識について自記式質問紙調査が行われ、t 検定による分析がなされた。その結果、対児感情においてふれあい体験前後で回避項目と接近項目の両方に有意な差が認められた。また、親準備性尺度についてもふれあい体験前後で「乳幼児への好意感情」「育児機会」「育児への自信」に有意な差が認められた。乳幼児と接する機会を意識的に増やしていくことは、将来、親となる世代が子どもや家庭を知ることになり、子どもとともに育つ機会を得ることで人への関心や共感力を高めることに繋がる可能性が示唆された。