東海北陸理学療法学術大会誌
第25回東海北陸理学療法学術大会
セッションID: P-3
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振幅確率密度関数(APDF)解析による筋疲労の評価
*豊田 愼一古川 公宣下野 俊哉
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キーワード: APDF, 表面筋電図, 筋疲労
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抄録
【目的】表面筋電図による筋疲労の評価方法は,周波数解析,平均振幅,筋電図積分値,RMS(root mean square)値などが多く使用されている.今回,振幅確率密度関数(APDF:amplitude probability distribution function)解析により筋疲労の評価を行い検討した.APDFとは,測定した課題遂行時間内における各振幅電位出現の割合を,出現確率(分布)として表すものである.
【対象】本研究の趣旨を説明し同意の得られた,整形外科的,神経学的疾患の既往のない若年者13人(平均年齢21.8歳)を対象とした.
【方法】動作課題は,足関節背屈運動とし,5秒間の等尺性運動を最大努力で30回行わせた.対象筋は利き足の前脛骨筋とし,計測には,表面筋電計Telemyo2400T, MyoResearch XPを用い,開始から1秒間を排除した4秒間の平均振幅,中間周波数,APDFを計測し,課題遂行による減衰率を測定した.APDFは,極性変化10μV以上の各電位に対し,初回施行時の最大電位を100%として正規化した後,各課題時の総振幅数における出現確率を求めた.統計方法は,t検定を用い有意水準は5%とした.
【結果】平均振幅は,開始時を100%とすると,最終課題時には65%と有意な低下を認め,中間周波数は,初回105.6Hzが最終課題時77.8Hzと有意に低周波数帯域に移行し疲労を反映していた.APDFは10%以下の振幅のみ有意に増加を認め,20%,50%,60%,70%,80%の振幅で有意な低下を示した.
【考察】APDFによる筋疲労評価は,平均振幅,周波数と同様に筋疲労を反映している結果となった.APDFは等尺性筋収縮以外の場面でも用いることが可能であるため,動作課題による評価を行い筋疲労の視標として信頼性を高めていく必要があると考える.
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© 2009 東海北陸理学療法学術大会
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