2023 年 28 巻 1 号 p. 1_68-1_74
フォトニック結晶面発光レーザー(PCSEL)は、既存の半導体レーザーの欠点、すなわち、高ビーム品質・高出力動作(=高輝度動作)が困難であるとい欠点を克服し、他の大型レーザー(CO2 レーザーやファイバレーザ―等)を一新する可能性をもつとともに、2次元ビーム走査や任意のビーム形状を生成させることが可能という高機能性をも有する。本報告では、PCSELの高輝度と高機能動作について、最新の成果について報告するとともに、スマートモビリティやスマート製造に代表されるSociety 5.0実現に向けた展望を述べる。