東條技術士事務所 / 早稲田大学
2020 年 37 巻 2 号 p. 123-
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スクロール圧縮機を対象として,開発からこれまでに至る技術の変遷を概観しその動向を取りまとめた.製品化から40 年近く経て,環境負荷軽減に向けた冷媒の転換や一層の省エネルギ化に対応すべく,新たなスクロール歯形や機構の開発,漏れの抑制や機械損失の低減,高速・高精度スクロール加工技術の採用,解析技術や測定技術の高度化などによりスクロール圧縮機の性能や信頼性は大きく向上し,広く世界で活用されている.今後も世界を牽引し,社会生活の向上や環境負荷軽減に貢献する精力的な研究開発が期待される.
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