株式会社ヤマト [日本]
前橋工科大学 [日本]
論文ID: 24-23
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本研究では,一般的な直膨式冷蔵庫と低温高湿度環境の維持が可能なブライン式冷蔵庫に野菜を数か月間貯蔵し,細胞観察を行うことで,長期保管中の温湿度環境が野菜の細胞構造に与える影響を検証した.その結果,ブライン式冷蔵庫に貯蔵したキャベツにおいては,表層葉の黄化が軽減された.黄化葉は健全葉と比べて気孔の構造崩壊が顕著であった.ニンジンにおいては,木部,篩部ともに細胞構造の崩壊が軽微だった.以上の結果から,ブライン式冷蔵庫の方が,細胞構造への影響が小さく,鮮度良く貯蔵できることがわかった.
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