糖尿病
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症例報告
結膜炎を初発症状とし,経過中に心膜・心筋炎を併発した劇症1型糖尿病の1例
山田 努加藤 泰久山家 由子横田 文子村越 梓美鵜飼 ゆうひ萩本 繁
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2010 年 53 巻 3 号 p. 180-186

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抄録
症例は61歳・男性.2008年9月19日から結膜炎症状,全身倦怠感を自覚し症状徐々に悪化,9月22日意識レベル低下をきたし当院に救急搬送された.搬送時意識レベルJCS II-20~III-100,血糖1,860 mg/dl,pH 6.952,総ケトン体16,200 μmol/lと高血糖昏睡・糖尿病ケトアシドーシスの状態であったが,HbA1cは6.4%と軽度上昇のみで劇症1型糖尿病と診断した.治療中第2病日心電図II,III,aVF誘導でST上昇を認めたが,心エコー所見や,その後の経過から心膜炎・心筋炎の合併が疑われた.劇症1型糖尿病の一因としてウイルス感染が疑われているが,過去に結膜炎を初発症状とした報告はなく,心膜・心筋炎を含めた一連の病態が,劇症1型糖尿病のウイルス感染病因説を支持する興味深い症例であると考え,過去の心筋炎合併症例報告との比較検討を中心とした考察を交えて報告する.
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© 2010 一般社団法人 日本糖尿病学会
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