糖尿病
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症例報告
妊娠悪阻による血糖値の変動にCSIIとカーボカウンティング法が有用であった1型糖尿病合併妊娠の1例
長澤 薫西村 明洋大久保 実岡 佳子今 寿賀子古賀 千悠竹林 明枝東梅 久子北川 浩明森 保道
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2010 年 53 巻 5 号 p. 351-356

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抄録
症例は35歳,女性.1991年に1型糖尿病と診断された.2005年に挙児を希望しインスリン持続皮下注射療法(continuous subcutaneous insulin infusion:以下CSIIと略す)を導入した.2008年3月に妊娠4週と判明し,その際に炭水化物量によりインスリン量を調節するカーボカウント法を導入した.妊娠経過中,悪阻や,胎児発育に伴う心窩部不快感により,食事量が大幅に変動したが,CSIIとカーボカウント法により,良好な血糖コントロールが得られた.1型糖尿病合併妊娠において,CSIIを用いたカーボカウント法は食事量の変動にも柔軟に対応でき,妊娠中の血糖コントロールに有用であると考えられた.
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© 2010 一般社団法人 日本糖尿病学会
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