抄録
SMBGを用いた栄養教育が,血糖コントロールに与える影響を検討した.通院中の30歳から69歳の男女,HbA1c 6.5%から8.9%,BMI 25 kg/m2以上でインスリン非投与の肥満2型糖尿病患者49名を無作為に割り付け,解析者は介入群19名,対照群21名であった.介入群には6カ月間週2回夕食2時間後のSMBGと2カ月に1回食事と食後血糖との関連について栄養教育を行った.結果,HbA1c(mean±SD)は介入群で7.3±0.5%から7.1±0.7%と変化したのに対し,対照群は7.3±0.7%から8.1±1.1%と増加し(p<0.001),介入前後の変化量に群間差が認められた(p<0.001).介入群では,BMIが28.4±3.0 kg/m2から28.0±3.1 kg/m2と減少(p=0.036)し,食知識,自己効力感,食行動が改善し,糖尿病治療満足度が高まった(p=0.012).