2025 年 68 巻 12 号 p. 433-439
イメグリミンはインスリン分泌促進・抵抗性改善作用を有する.内科診療所におけるイメグリミンの処方実態及び有効性について検討した.2型糖尿病151例を対象に,イメグリミン投与前および3か月,6か月後のHbA1c,BMI,血圧,eGFR,脂質,肝機能を評価した.イメグリミン投与量は主治医の判断により77例(51 %)が2000 mg,74例(49 %)が1000 mgで開始され,1000 mg開始群は有意に高齢でBMIが低値であった.開始前,3か月後,6か月後HbA1cはそれぞれ8.05 %,7.61 %,7.49 %へと改善した(p<0.01,一般線形モデル).イメグリミン2000 mg開始群では1000 mg群よりも強い効果がみられた.副作用で内服の中止・減量を要した例では投与開始時のeGFR(58.0 vs 74.1 mL/min)が有意に低下していた.