日本毒性学会学術年会
第39回日本毒性学会学術年会
セッションID: P-65
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ハイコンテンツ技術を用いた、創薬初期における心毒性予測の解析例
*梶原 大介高田 元Nick THOMASLiz ROQUEMOREAlla ZALTSMAN
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抄録
創薬開発において、開発後期における薬物候補の心筋への毒性現象は、開発コストの増大などに多大な影響を与える。また、販売後の心毒性の影響は、深刻な健康障害を生じると共に市場からの回収などコスト面においても影響が大きい。
現在、in vitro 心毒性試験に利用可能な細胞株の検討や、より簡易で信頼性の高い検出方法が求められている。
これらの要求にこたえるため、GE ヘルスケアは、ヒトES細胞より分化誘導した心筋細胞の製品化をおこなった。また、イメージング技術を用いた毒性試験方法の可能性を探るため、我々は細胞毒性を有するもしくは疑わしい化合物群を分化誘導した心筋細胞へ添加しそれらの毒性測定を行った。その結果、イメージングを用いたハイコンテンツ技術は、心毒性を有する化合物の同定を可能とすると共に、それらのプロファイルより化合物群を分類することが可能であった。
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© 2012 日本毒性学会
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